エントランス正面のポスターが新しくなりました!!
幼保連携型認定こども園 教育・保育要領で示されている五つの領域
【健康】【人間関係】【環境】【言葉】【表現】を視点とし、
YouTube動画やブログ、ポスターなどで、園での様子や、子どもたちの育ちを発信しています。
今回は、【環境】のポスターを紹介します。
環境 内容(1)安全で活動しやすい環境での探索活動等を通して、見る、聞く、触れる、嗅ぐ、味わうなどの感覚の働きを豊かにする。
ひよこ組、グループのお兄さん・お姉さんたちと一緒に初めてのお散歩へ行った時の出来事。千代ヶ岡八幡宮前の林道で、それぞれ思い思いに探索活動中♬
『 くさっっ! 』
という、H先生の大きな声が一面に響いた。
その声に気付いた子どもたちがH先生の回りに集まり出す。
ここで働いたのは【 耳 】。つまり【 聞く 】である。
心を動かされた瞬間であったのだ!
次に【 目 】が働く。=【 見る 】
H先生が手に持っていた[花]に注目がいった。
その小さくて白い花に興味を示し、見つめる子どもたち。
その見た目の可愛さから、徐々に距離が縮まる。
そしてまず、ひよこ組の数名が鼻を近づけた。
しかし微妙な反応・・・
それを見兼ねて、グループの5歳児が『どれどれ!』と
順番に鼻を近づける。
『いいにおい!』と言う子。
『くさいー!』と言う子。
『ゔっ💦』ととっさに鼻を押さえる子。
あまりの臭さに、鼻から指を話せない子。
【 鼻👃 】が活発に働いた瞬間であった。=【 嗅ぐ 】
まさにその瞬間の写真📸なのである。
その後、自分でもH先生と同じ花を探し始め、
【 触れたり】=【手】、再度においを嗅ぐ姿があった。
さすがに、五感の残りの一つである【 味わう 】はなかった。(笑)
何か困ったことや怖いことがあった時には、
慰めたり助けたりしてくれる安全基地のような存在として
信頼を寄せる保育教諭等が近くにいることによって、
園児の情緒は安定し、好奇心を持って
周囲の人やものに関わってみようとする。
周囲の様々な環境に興味や関心を広げ、
[見る][聞く][触れる][嗅ぐ][味わう]など
様々な感覚を働かせながら対象に関わる。
これは、まさにこの時そのものであった。
この時のように、音やにおい、衝撃など、
自分と環境の関わり合いがもたらす
あらゆるものに感性を働かせ、その感覚を味わう。
こうした経験を幾度も繰り返しながら、
園児は更に興味や関心の幅を広げていくのである。