エントランス正面のポスターを紹介しています。
今回が最後の紹介となります。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領で示されている五つの領域
【健康】【人間関係】【環境】【言葉】【表現】を視点とし、
YouTube動画やブログ、ポスターなどで、園での様子や、子どもたちの育ちを発信しています。
【表現】のポスターを紹介します。
表現 内容(3)
生活の中で様々な音、色、手触り、動き、味、香りなどに気づいたり、感じたりして楽しむ。
ある先生が環境にチューリップを置いてくれたことをきっかけに、毎朝保育室に入ると直ぐに、チューリップの元へ行くSちゃん。
初めは「かわいいねー」と外観の様子にうっとりして、心地よさを感じていた姿がありました。
次第にチューリップの中にある花粉に気が付き、首を傾げてじっと眺めている姿に変わりました。
『この黒いの何だろう?』と何度も呟きながら、花粉を正面から・下から見たり、花粉の匂いを嗅いだり、チューリップの花びらを手で開いて、間近で観察したりと、いろんな角度から観察するようになりました。
間近すぎて、チューリップから顔を離すと、❛花粉だらけの顔に!❜なんてことも(#^.^#)
手に花粉が付いてしまうと、驚き、急いで指を確認する姿も。
更に自ら先生を呼びに行き、花粉があることを伝え、共に観察・触れたり!
友だちにも見せて、教えてあげようとする姿や「何入ってるのー?」と聞く姿もありました。
この時期の園児は、感じ取ったことや心を動かされたことを、身近な人と共有しながら、情緒を安定させ、生活を楽しんだりしていきます。
後日、違う色のチューリップを置いてみると、早速花びらの中を確認し、「何か黒いの入ってる!これ。」と、同じく花粉があることを発見する姿がありました。
また、朝しぼんでいたチューリップが数時間後には開いていることにも気が付いた姿までありました。
チューリップの性質や不思議さ、面白さに気付き、更に興味を膨らませていました。
そうした経験を通して、Sちゃんの【なんだろう?】が増していき、観察の日々が始まったのです☆彡