指針には園児が自ら安心して環境にかかわり
その活動が豊かに展開されるよう環境を整え、
園児と共によりよい教育及び保育の
環境を創造するように務めるものとする。
とあります。
まず、
『園児が自ら安心して環境に関わる』
ようになるためには?
大きな不安を抱えている子は
家庭の後押し(励ましや勇気づけ)が必要です。
登園後は、その気持ちを汲み取った
思慮深い先生の関わりにより
信頼関係(安心)
を築いていきます。
そして、降園してから家庭の
温かい受け止め(自信づけ)が必要になります。
新入園の子たちにとってこのことは
家庭と連携し連動して行わなければならない
非常に重要なことになります。
『活動が豊かに展開される』
ためには?
例えば、砂場遊びをしていたとすると・・・
「○時になったら次の活動だから終わりにします!
片付けてお部屋に入ります!」
とういう先生の指示では
全ての子が活動を豊かに展開できた
というところまではいけません。
子どもが心理的に満たされる必要がありますので、
満足するまでやれることが理想ですが、
先生の活動に対しての見通しに乗せられて
コントロールされていては満たすことが難しくなります。
活動に対して先生の見通しではなく、
自らの見通しをもっていることが必要です。
○時に始まる次の活動へ自ら移行していくためには、
今の活動を終わらせる気持ちの切り替えを自分でしたり、
ここまで!という満足の到達地点を修正したり。
こういうことができる
『よう環境を整え園児と共によりよい教育及び保育の
環境を創造するように務めるものとする。』
ですので、
家庭と一緒に子どもを安心させ
子どもが活動の見通しができるような
環境を整え・・・
更に、よりよい環境の創造をする条件として
“園児と共に”
が入っているので
先生が勝手に創造しては、
いけないとうことですね。
これを踏まえて当園では
子どもとお部屋作りをしたり
子どもとルール作りをしたり
などなどと色々な話し合いがされるわけです。
どうでしょうか?